※コードリールを使用すると、更に約50㍍延長可
※有線リモコンを操作し、塔操作から放水、泡混合など様々な操作が可能
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◢ 大 型 化 学 高 所 放 水 車 ◤
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大型化学高所放水車とは、大型高所放水車に大型化学消防車を1台に纏め、オート機能を搭載した車両です。
三点セットから二点セットの運用が可能になり、大型化学高所放水車と泡原液搬送車の2台で運用することで
省力化が図られました。石油コンビナート火災に特化した車両であり、遠方より大量放射が可能です。
当消防隊に配備されている大型化学高所放水車は、国内で第1号の車両です。
現在では、各地の自衛防災組織や公設消防組織にも、配備が進められています。
三点セットについては上をクリック!
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◆車 両 諸 元◆
[形式] 日野PK-FH2PLJA
[形式] 日野P11C
[定員] 5名(前3名・後2名
[全長] 8.4㍍
[全高] 3.55㍍
[全幅] 2.49㍍(アウトリガー展張時3.92㍍ )
[総重量]16.5t
[メーカー] (株)モリタ
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◆放 水 塔◆
[最大地上高] 約22㍍
[最大作業半径] 約12㍍
[塔旋回角度] 360°
[可能傾斜角度] 5°
[起立角度] 10°~80°
※最大風速16㍍(瞬間)以上は使用不可
※モニター放射角度対塔延長線下へ120°モニター旋回角度左右各15°
[稼働所要時間]
起立 約23秒
伸長 約31秒
倒塔 約43秒
短縮 約33秒
[全自動作業時間](自社測定)
展開時作動時間=アウトリガー・ジャッキ+塔起塔+モニター=1分00秒
収納時作動時間=アウトリガー・ジャッキ+塔起塔+モニター=1分25秒
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◆アウトリガー・ジャッキ◆
[アウトリガー最大張出幅] 各71.5㌢ ×4本
[アウトリガー作動時間] 約7秒
[ジャッキ作動時間] 約15秒
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◆放 水 能 力◆
放水の水は、消火栓(有圧)又は、海水(無圧)から成ります。
海水(無圧)からの水利確保は、100mm径の重さ約80㎏、長さ10mのハード吸管を使用します。
真空ポンプの性能は、ハード吸管2本接続時、約19秒で揚水作業が完了します。
塔放水には、泡ノズルによる泡消火放水と、ヴァリアブルノズルによる直状放水及び、噴霧放水とがあります。
※常時、泡ノズルを装着
泡 ノ ズ ル
泡ノズルは、水と泡消火薬剤に空気を混合させて泡を発生させるノズルです。
燃焼表面に泡を拡散させての窒息消火から、可燃物に泡を散布して着火燃焼を食い止めます。
[ノズル元圧力] 1.2Mpa
放水距離80m
(ノズル元圧力1.5Mps 塔角度50° 水利海水 ハード吸管2線1本)